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電機メーカー(販売会社)SAP機能拡張@シンガポール

プロジェクト情報

業種・業態 家電等電機製品販売
対象部門 販売、購買、経理
プロジェクト規模 約25人月
対象ユーザ規模 ~100人
導入先ロケーション シンガポール
弊社参画範囲
  • 計画立案
  • 要件定義
  • 設 計
  • 開発テスト
  • 移行導入
弊社支援技術
  • ソフトウェア
  • 業務改善
  • チェンジマネージメント

SAPバージョンアップ +αの効果

当時現地では現行のかなり古くなってしまったバージョンのSAPシステムを別のシステムに置き換えることを目的にプロジェクトが進行していた。保守期限の兼ね合いもあり、必ず何らかの形でシステムを新しくする必要があった。
しかし、稼動直前になったところで発生した大きな問題によりプロジェクトの立て直しを余儀なくされた。

必達事項

短納期、低予算の制約

既にこの時点で、予算及びかなりの期間を費やしていたため、プロジェクトの立て直しには短納期、低予算が求められた。当初見えていたSAPのモジュール範囲はSD、MM、FI、CO。これは販売会社として通常考えられる範囲であり、それ自体が問題となるところではなかった。
そこで、短期間での稼動には現行のSAPのバージョンアップが妥当と判断し、その方向で進めることとなった。また、プラスαの部分として、ユーザからあがっていた要求を再度確認し、予算、納期、優先性を勘案し、今取り込むべきものを厳選、プロジェクトスケジュールに組み込んでいくこととなった。

導入方針 - 段階稼動

まずはバージョンアップ。これを最優先とし、バージョンアップの稼動時期とその他のプラスα分の稼動時期を分ける。別チーム体制をとり、並行して両方の作業を進める。
この大方針の下、スケジュール、タスク、人員の割り振りを行い、プロジェクト体制を確立。再度のユーザへの協力要請、現地IT部門との連携、プロジェクト内での各人の役割を明確にし、プロジェクトKick-offミーティングにより、プロジェクトの立ち上げを宣言。リカバリープロジェクトではあるが通常プロジェクトと比べても遜色のないスタートが切られた。

問題点の把握

「現行システムの全体像を把握している人間がいない」これが最大の問題だった。現地IT部門のメンバーの入れ替わりも原因にあるが、このことにより、今ある機能をそのまま新しいシステムへ移行するということさえ出来ないでいた。新しい要求を取り込むなどということは到底不可能であり、この問題を払拭できなけば、プロジェクトの成功は望めない状況だった。
SAPのバージョンアップを選択することで、標準機能として使われている、ある程度の部分はそのまま移行できる。ただ、予想以上にたくさんのAdd-onプログラムの作りこみがあり、それらの使用法の把握は困難を極めた。プラスα分の要件取り込みにおいても、特に影響範囲の見極めは、手探りにならざるを得ず、細心の注意を持って望む必要があった。
また、将来同じような状況に陥らないために、問題点の説明、解決方法について、ユーザへの教育も同時に行った。

立て直しプロジェクトにおける成功の秘訣

弊社では英語力及びSAPの保有技術を生かし、現地にて主にSD/MM部分を担当。スコーピング、最優先課題の洗い出しの計画部分から、業務要件定義、システム設計と実機のカスタマイジング設定・テストまで通して参画。稼動後のユーザの自立も視野にいれ、意識改革にも時間を割いた。
このプロジェクト(立て直しプロジェクト)においては、技術的な面のみならず、急ぐあまり往々にして無理なスケジュールを作りがちなところを、実現可能な目標を掲げて進め、また、ユーザとの的確なコミュニケーション、協力体制を確立することにも注力した。そしてこれらのことが最大の成功要因だったと言える。

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